フランジ規格 SANS 1123 について

SANS 1123 規格では、スリップオン フランジ、溶接ネック フランジ、重ね継手フランジ,ブラインドフランジそしてネジ付きフランジ。

サイズ規格に関して、SANS 1123 はアメリカ、日本、ヨーロッパの一般的な規格とは異なります。 SANS 1123 は、クラス、PN、K の代わりに特別な表現を採用しています。たとえば、ネック平溶接フランジ付きの場合は 600/3、1000/3、1600/3、250/3、4000/3、ネック突合せ溶接フランジ付きの場合は次のようになります。異なる、600/2、1000/2、1600/2、250/2、4000/2、ブラインドフランジは600/8、1000/8、1600/8、2500/8、4000/8、ネジ付きフランジは600/ 4、1000/4、1600/4、2500/4、4000/4、ルーズフランジはカスタマイズサイズが可能です。

SANS 1123 フランジは、PN のマークが付いた欧州フランジに近く、その定格圧力範囲は 250 kPa ～ 4000 kPa で、これは PN のマークが付いた圧力定格、つまり PN 2.5 ～ PN 40 に換算されますが、適用温度は - 10℃～200℃と適用温度範囲が狭い。検証の結果、BS EN 1092-1 フランジと比較すると、同じ呼び径および対応する圧力クラスの下で、SANS 1123 フランジのより大きな呼び径フランジの一部はより薄くなっているものの、フランジ外径、ボルト穴中心が小さいことがわかりました。 2 つのフランジを締結具で固定できるかどうかを決定する円の直径、締結具セット、ねじの仕様は基本的に同じフランジ接続サイズです。したがって、SANS 1123 フランジは、このプロジェクトのさまざまなパイプ材料グレードの要件を基本的に満たします。

南アフリカの鋼管の生産技術レベルは一般にヨーロッパや米国の先進国に比べて遅れているため、南アフリカの規格に従って生産された鋼管の技術指標は低く、耐圧能力には限界があります。本プロジェクトの配管規格は低温低圧の炭素鋼管にのみ適用されており、設計圧力＞2.5MPaまたは設計温度＞100℃の炭素鋼管とステンレス鋼管はすべて米国規格を採用している。南アフリカ鋼管規格と米国鋼管規格では、鋼管材料の化学組成や強度指数に若干の違いがあり、鋼管の外径が異なるものもあります（DN65など表1参照）。溶接部の両端における鋼管母材の材料組成の違いの問題は、溶接棒の選定や溶接工程の改善により解決できますが、溶接部の外径の違いの問題は、突合せ溶接の両端の鋼管は千鳥トリミングによって解決できますが、これは間違いなくパイプラインの建設に大きな困難をもたらし、建設の品質の保証には役立ちません。シール接続は、フランジ、ガスケット、ファスナーの協働によって実現できます。ガスケットは両端のフランジを分離し、締結具は両端のフランジと同じ材質を必要としません。したがって、両端の鋼管の材質組成や外径の違いを解消することができる。結局のところ、異なる規格の鋼管の接続は、通常、管材料のグレードが変わる場所で発生します。このような接合部はそれほど多くないため、フランジを使用してもプロジェクトにそれほどコストがかかりません。