伸縮継手の分類

構造による分類。

1. シングルタイプ普通伸縮継手

(1) タイロッド付シングルタイプ普通伸縮継手：タイロッドの横変位、軸方向変位を吸収するために使用します。圧力により発生する推力はプルロッドで吸収できるのが特徴ですが、ベローズの有効長が短く、小さな横変位しか吸収できません。

(2) タイロッドなしのシングルタイプ普通伸縮継手：軸方向の変位を吸収するために使用します。圧力により発生する推力は吸収できません。

2. ダブルユニバーサル伸縮継手

(1) タイロッド付ダブルユニバーサル伸縮継手：タイロッドの横方向の変位と軸方向の変位を吸収するために使用されます。2 つの波紋間の長さが長いほど、より多くの横方向の変位が吸収されますが、それに応じて張力も増加します。剛性の制限により、プルロッドは長すぎることはできません。

(2) 短張力複合角形伸縮継手：横方向の変位と軸方向の変位を吸収するために使用されます。プルロッドの制限がないため、2つのベローズ間の長さを非常に長くすることができ、大きな横方向の変位と軸方向の変位を吸収できます。ただし、圧力により発生する推力は主固定支持部で負担するものとする。

3. シングルタイプチェーン伸縮継手

(1) 平面状単鎖式伸縮継手：L 形、N 形、平面 2 形のパイプによく使用され、2 つ以上の単鎖式伸縮継手をセットして、横方向の変位と軸方向の変位、および圧力によって発生する推力を吸収します。チェーンに吸収されてしまいます。

(2) ユニバーサルシングルチェーン式伸縮継手により、あらゆる方向の角変位を吸収します。肉厚でかさばる中実のZ形管にはシングルチェーン式伸縮継手と組み合わせるのが一般的です。

4. チェーン拡張ジョイントを再テストします。

(1) 平面複合チェーン伸縮継手は、L 形パイプおよび平面 2 形パイプに使用され、横方向の変位を吸収します。複合ユニバーサルタイプのロングプルロッドに比べプルプレートの剛性が高くなっています。より長いプルプレートを使用すると、より多くの横方向の変位と軸方向の変位を吸収できます。欠点は、平面の変位しか吸収できないことです。

(2) ユニバーサル複合チェーン式伸縮継手は、チェーンにピンブロックを採用しているため、あらゆる方向の変位を吸収できます。高さ Z 字型パイプによく使用されます。

用途による分類。

1. 軸方向伸縮継手

軸方向の変位を吸収するために使用する伸縮継手です。タイロッドなしの普通伸縮継手単体には主に2種類と、軸方向伸縮継手.外部の手による圧力の作用下では、伸縮継手のカラムの安定性は内圧下での安定性よりも優れています。ただし、外圧がかかる軸方向伸縮継手の構造はより複雑です。一旦、外圧下での軸方向伸縮継手は、必要な波数が多く、内圧下で柱の不安定性が発生する場合にのみ使用されます。

2. 横変位伸縮継手

横方向の変位を吸収するために使用する伸縮継手です。主にマルチプルユニバーサル伸縮継手、タイロッド付き普通伸縮継手、マルチチェーン伸縮継手があります。

3. 角変位伸縮継手

角変位を吸収するために使用する伸縮継手です。主にチェーンの伸縮継手です。横方向のずれを吸収するために、2 つ以上を併用することがよくあります。

4. 圧力バランス型伸縮継手

圧力により発生する推力をバランスさせることができ、大きな推力が許されない状況で使用されます。主な種類としては、エルボ圧平衡伸縮継手、直管圧平衡伸縮継手、バイパス圧平衡伸縮継手があります。

5. 高温伸縮継手

一般に、伸縮継手の主要部品であるベローズは高い応力下で動作し、ベローズの材質は高温でクリープを起こしやすく、疲労寿命が大幅に低下します。したがって、媒体温度がコルゲートパイプ材のクリープ温度より高い場合には、高炉の伸縮継手などの断熱方法や伸縮継手などの蒸気冷却による方法を採用し、熱を低減する必要があります。波形パイプ材料の壁の温度を測定し、波形パイプを安全な温度で動作させます。